大腿骨頸部骨折の主な原因は筋肉の衰えなどによる転倒

大腿骨頸部骨折の発生件数は10年間で1.6倍も上昇

大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)とは、足の付け根の細くてなっている部分の骨が折れてしまうことです。

大腿骨(だいたいこつ)とは太ももの骨のこと。

日本骨粗鬆症学会の調査によれば、大腿骨頸部骨折の患者のおよそ20%は寝たきりになってしまうというです。

この大腿骨頸部骨折の発生件数は、最新の調査でおよそ14万件。

・1997年: 9万2400件
・2007年:14万8100件

上記のように、大腿骨頸部骨折の発生件数は10年間で1.6倍も上昇しています。

大腿骨頸部骨折の主な原因

大腿骨頸部骨折の主な原因は筋肉の衰えなどによる転倒です。

中でも女性は男性の3.7倍と特に多くなっています。

女性の場合、60代半ばを過ぎたあたりから、いつ大腿骨頸部骨折を起こしてもおかしくない状態にあるのです。

この頃になると、タタミの上で転倒しただけでも、骨折してしまうこともあります。

骨折が増えるのは60代

骨折は急激に筋肉が減る60代から増える傾向にあります。

つまり、その手前、50代から60代の時期に筋肉を落とさないように運動することがとても大切なのです。

実は、運動こそが骨芽細胞(壊した部分に新しい骨を作る細胞)を活性化させ、骨を作ると考えられています。

筋肉が弱り、運動ができなくなると、骨芽細胞が刺激されず骨密度が低下してしまうのです。

50代にちょっとしたことで骨にヒビが入ったり、骨折したりしてしまったら、それは骨密度低下の重要なサインと考えるべきです。

最新の研究によると、手首を骨折した50歳以上の女性のうち、およそ13%が、その後、約10年の間に大腿骨頸部骨折を起こしているということが判明しました。

手首の骨折こそ、寝たきりにつながる大切なサインだったのです。

そして、いったん大腿骨頸部骨折をしてしまうと、ほとんどの人が手術が必要になります。

その手術はリスクも高いし、手術をした後もなかなか元の生活に戻るのは難しく、寝たきりになる場合もあります。

ですから、筋肉が減る前に、骨が弱くなる前に、ウォーキングを普段から習慣にしておきましょう。

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